2014年02月22日
FGS&Tactical Ladder 1
We pray that their soul may rest in peace.
2011年8月5日夜、アフガニスタンで米軍のCH47チヌークが撃墜され
22人のSEALs隊員が死亡した。これはタリバンが仕掛けた罠によるものであった。
タリバンのカリ・タヒル司令官が、タリバンの会合があるとの偽情報を米軍に流し
米軍部隊を現地におびき出した。タリバンは現地までの唯一の飛行ルート上にある谷の両側の山に陣取り
誘き出されたヘリをロケット弾や現代兵器で攻撃して撃墜した。
これにより、米軍兵士30人を含む38人が死亡し
このうち22人がSEALs隊員(その大半がチーム6所属)で3人が空軍特殊部隊員であった。
カルザイ政権は5月のウサマ・ビンラディン殺害に対する報復とみている。
Wikipediaより抜粋
この事件はミリタリーファン、特にSEALsファンには衝撃的な出来事だったのではないでしょうか。
撃墜の経緯については諸説あるものの、SEALsにとっては大きな、大きな災難だったと思います。
SEALs装備を愛好する諸先輩方々は当然のことだと思いますが、僕も彼らの犠牲によって
数々の資料が公表されていくことに複雑な心境を持ちつつ、不謹慎ながら装備研究させてもらっております。
亡くなった隊員の方々のご冥福をお祈りいたします。
Rest in Peace Thomas A. Ratzlaff.
同作戦で亡くなられたdevgru gold teamの故トーマス・ラテラフ氏です。
当初この画像が公開されたとき、装着しているナイトビジョンがPVS15?かなと思っていたんですが
考証していくと長さや容量がちょっと違うんじゃないかな・・・と考えるように。
ほどなくして海外の一部のマニアからもあれはPVS15じゃなく「3眼FGS」なんじゃないか?という意見も出てきました。
これは初期型FGSの設計スケッチです。
以前最初の四眼GPNVGダミーを設計するにあたって
「ナイ木」のリコチンデル氏より提供された資料の中に入っておりまして
これすごいよね~使ってんのかね~なんて話したのが懐かしい思い出だったりします。
この頃はビンラディン襲撃とかゼロダークサーティーのゼの字もなかったころだったんで
勢いで四眼作ろうなんて向こう見ずというかなんというか・・・自分でも呆れ気味。
この辺からもしかしたらDEVGRUでもFGSが使用されているかもしれないとおぼろげながら考えるようになりました。
ARTIST Dave Garner
決定的だったのはこの絵画です。
コンバットマガジン誌「プロジェクトニンジャ」でも少し触れましたが
これはデイブ・ガーナー氏という画家が故トーマス・ラテラフ氏の追悼画として描いたものです。
角度的に先の画像を参考にしたのかなとも思ったのですが
後期型FGSの姿がはっきりと描かれており、もしかすると別の写真を参考に描かれたのかもしれません。
その後友人が調べたNSWDG納品履歴からもFGSの存在が明らかになったことで
前回のハートロックにて制作したしだいです。
Helmet and FGS this is not real. This is a model made of the resin and plastic.
ちょっと長くなってきたので続きます・・・
早く戦争が終わりますように。
Posted by morizo at 02:15│Comments(0)
│製作系
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